24歳、大学卒業後に父の影響で父と同じ職業に就こうと製造業に従事しました
社会人になったら父のように立派な人になろうと、とにかく働き1日14時間、休みは日曜日のみで働いていました。深夜まで働くこともあり帰るとそのまま車の中で寝ているので、死んでいるのではないかと父が心配して車の窓を叩いて起こされたりしていました。長い時間働くのは苦ではなかったのですが、このまま頑張った先はどうなるかと自分より3年、5年上の上司を見たとき、目が輝いていない先輩を見て辞めることを決めました。
そして次に試みたのが影響を受けた先輩に準じて起業しました。小売業を行ったのですがわずか3ヶ月で貯金が尽きて敢なく断念し無職なりました。無謀でした。
そこで自分がただ単に父と同じ道を辿ればいい、儲かっている先輩に付いていけば何とかなるという浅い考えを捨て、自分が本当に打ち込める仕事を模索しました。そこでたどり着いたのがコンサルタントでした。人に教えることが好きだったことから塾の講師も考えましたが学歴と経済力は比例しないのを知っていましたので、最初から経済力をつける学びを得て職にした方がよいとその結論にいたりました。
そして素人でもコンサルタントになれる先を探し就職。会社の方針もあり美容業界専門のコンサルタントとなりました。 売上アップの方法を学び実践し、5年間、美容室オーナーさまの力になれるよう切磋琢磨しました。コンサル組織として動いていたこともあり、グループで5年間に約1,400店舗、累計5,000人以上の美容師の売上アップに店舗展開や業績改善に携わることが出来ました。1店舗1人の方から夫婦経営、何十店舗も経営しているサロンさまなど様々な店舗さまのお手伝いをさせて頂きました。結果、売上昨年対比120%や技術生産性80万円といった成果を何店舗も出すこともできました。
その後29歳で独立。積み重ねた経験をもって再度起業しました。今度は大丈夫、そう信じていたのですがそうそう上手くいく話ばかりではありませんでした。
売上を上げる方法を学んでもそれを実行してくれなければ机上の空論。コンサルの前に人としての信頼関係がないとこと上手くいかない、相手が望み、結果が出やすく、やるべき行動も明快でわかりやすい説明がなければ相手が動いてくれない。無名のコンサルタントになって余計に痛感しました。「頭のいいコンサルタントには私たちの気持ちは分からない」と蔑まれ、意気込みが空回りして意気消沈して帰ることも何度もありました。
それより、わたしはとにかくかみ砕いて説明すること、動機がわく伝え方に力を入れました。そもそも売上の前になぜ人は働くのか、何のために今の業務を行うのか、それが皆さんにとってどのような良いことに繋がるのか、仕事について、経営について、人生についてたくさん語りました。すると、わたしの伝えたかったことやオーナーの意図、会社の戦略を理解して実行してくれるスタッフが徐々に増えていきました。
また自分のサロンの特性や方針、会社のビジョンを伝え、それを理解して行動してくれる人が育つと結果が見違えるほど変わることにも気付きました。
わたしは幹部の育成が重要と感じ幹部育成に力を入れました。幹部は技術や接客だけでなく、自社の特性や経営者の方針や望むこと、これらを理解したうえで実行していくという立ち位置がとても重要。そうでなければ各々が売上など結果のみを追ってしまい、愛社精神やチームワーク、感謝や規律が生まず会社がスタッフにとってただの稼ぎ場になってしまいます。育成しても育成後には退社、また組織のトラブル続出、これらを何度も繰り返し痛感しました。
結果だけを求める幹部の育成ではなく、組織としての考えや判断ができる幹部の育成、かつそのための環境やルールも整えることを重視しました。そこからようやく本当に求める幹部が育ち、質の高い売上が上がるようになりました。
そして幹部が育てばそれで終わりではなく、幹部が現場スタッフ全員を巻き込んで全員参加型の組織をつくることが非常に重要でした。なぜならそのときに最も高いパフォーマンスを生むからです。スタッフ全員でビジョンやミッション、目標を共有し、現場スタッフ全員でサロン経営を盛り上げることが大切です。
こうしたなかで、幹部育成と組織づくり、売上改善などを行ってきました。ですがサロン業界の発展は目覚ましく、低価格サロンや業務委託サロン、専門店などが相次ぎ出店し、創り上げた業績もそうそう長くは続きませんでした。
色々と考えてやってきたけれど、今の我流のままでは限界が来る、これでは同じことを繰り返す。時流や環境の変化についていける何かを掴まないと。。そう思い我武者羅に人に出会い、情報を集め、あがいていました。そのときに、ある方との出会いより経営の原理原則を学ぶことになりました。この学びがわたしのベーシック経営に大きな影響を与えました。
わたしがこの原理原則にとても感銘を受けたのがこの言葉でした。「会社はどうしたら大きくなる?」、「それはお客が増えること、会社を大きくするのも小さくするのもお客、そのお客を中心とした経営をすることだよ」この考えが大きく響き、よりお客さまとスタッフの方に寄り添うやり方に変えました。また更に学ぶためアメリカや東南アジアへの業態視察へも行きました。この原理原則を活用して大きくなった会社はセブンイレブン、イオン、ニトリ、ユニクロ、サイゼリヤなど名だたる大手ばかりでしたが、すべてはどうしたらお客さまから選ばれるか、この積み重ねの結果大きくなりました。
大手でなくても個人サロンでもわたしが多く抱える2~4店舗サロンでも十分活用できる。そう思い、この原理原則をサロンバージョンへと作り変えました。これらを活用してから昨対200%やV字回復、価格帯の異なるサロンの出店、セルフエステの導入などの革新をもたらし、多くのサロンオーナーさまやそこで働くスタッフの皆さまから感謝と笑顔を頂けました。
そしてこの“お客とスタッフを中心に考えたサロン経営”。これを林式ベーシック経営と名付けました。
仕組みが分かれば、経営はもっと分かりやすく面白いものへとなる。この経営スタイルをもっと多くサロン業界に広めて、誰もが描いたビジョンに向かって邁進していける経営環境をつくりたい。そう想い、多くの悩めるサロンさまやもっと楽しく経営したいオーナーさまに、これらを提供すべく全国を奔走しております。