コンサルスタート&僕の哲学が生まれたきっかけ

いよいよ初めてのコンサルが始まった

まずは美容師でもないし経営者でもない自分が

出来ることと言えば本部から教わった数値分析で

課題を絞り込むこと

売上の上がり下がりの結果だけで見るのではなく

何が売上の結果につながっているのかその中身を

知ることからはじまる

利益は売上から原価を引いたもの

売上は客数と客単価からなるもの

客数は新規客と固定客からなるもの

とくに固定客数が安定して伸びているかが重要な鍵

そんなことを細かく分析しながら課題を絞り込んでいった

こうすることでオーナーとコンサルタントで一緒に

課題を探して一緒に課題解決を考えることが出来る

自分のセンスや感覚、判断だけで意見をすると

現場も知らないお前に何が分かると思われてしまいますが

このように一緒に数値を分析すると

一緒に間違い探しをしているようで盛り上がってきます

それに売上は数値なので数値をしっかりと

把握して進めることはとても大切です

と、このようなコンサル的なこともしていましたが

もともと数値でああだこうだ偉そうに言うのが嫌いでしたので

(本部の人間がそうだったので本当に嫌でした・・)

数値はしっかりと見るのですがその後はオーナーさんと

これが面白そうですね、これがみんなが喜ぶんじゃないでしょうか、

こうすると結果的に利益にもつながりますよね

などと楽しみながら結果が出ることを和気あいあいで

話していました

おかげでオーナーさんと楽しく話せたときは上手く行きました

逆に楽しくよりも義務的にやったことはスタッフのみんなにも

上手く伝わらず渋い結果になることが多かったです

今なら理論的に理由もわかるのですが、この時は感覚的に

楽しく進めれたときは上手くいく、そうでないときは上手くいかない

というのを肌で感じて大切にしていました

普通コンサルなら売上を上げることが目的なので楽しいかどうか

ではなく、何が結果を生むのかを突き詰めないといけないのですが、

こればかりやると売上は一旦は上がるもののオーナーもスタッフも

苦しそうな顔でいったい経営とは何なんだと疑問に思ってしまうことを

多々経験し、そこからすべて売上重視の考えは捨てました

もとからあまりしてなかったですけれど・・(汗

なので本部からは言うことを聞かない奴と思われひいきも

結構受けました。。悔しかったなぁ。。

少し本部と僕ら現場コンサルの話になりますが

本部は本当に人の感情や働く楽しさを見ない会社でした

人生を楽しくするための仕事というよりも仕事至上主義で、

とても辛い思いをしてきました

本部のトップは百戦錬磨で何を話しても言いくるめられて

しまいますが、いつも帰りに理論では理解できても心の賛同は

得られない、、なんだかワクワクしない、、これが本当に経営なのか・・

そんなことをいつも思っていました

コンサルをはじめたばかりで余りものごとは知らないけれど

僕が知っている繁盛店ってみんな楽しそうに働いているし

そりゃ裏では努力があるとは思うけれど、なんていうか、

そういう努力の苦しさって苦しさの質が違う気がする

本部が出すやらされ感の苦しさと自主的な苦しさ、

これはまったく異なることで、このコントロールを上手く

出来るようにすることが成功の秘訣だとこの頃から違いの

追求が始まりました

仕事は売上を追う過程と共に仕事とは何かを理解した

うえで取り組める哲学が必要だ

なんのために働いて、なんのために生きて、

なんのために今この瞬間をがんばる必要があるのか

これを全員が納得したうえで進められるコンサルタントになろう

心や気持ちのナビゲートもしっかり出来て、結果として売上を

上げれるコンサルタントになる!

そう決意して今僕がもっとも得意とする

エモーショナルマネジメントが出来ました

エモーショナルマネジメントとは簡単に言えば

感情がわくわくしながら進められるマネジメント方法です

やらされ感を出来うる限り0%に近づけて

本人の意思と本人の可能性を尊重したマネジメント方法です

ただここにも結果は関係なしで本人がただ自由に思うがままに

出来るのではなく、自由と信頼を与える代わりに義務と責任も

きちんと背負ってやれる環境を整えるようにしています

スタッフたちの自主的な店舗運営を理想としています

これにはアメリカの最新教育方法の

サドベリーバレースクール
の考え方を参考にさせていただきました

つづく