コンサルタントになる
とうとう人生を賭けて打ち込める仕事
コンサルタントに出逢う
就職した先は当時東証一部上場企業の○ンチャーリンクが
展開するFC方式のコンサルタント組織に加盟したM社に就職した
○チャーリンクは○リバーを中古車市場全国No.1にしたり
焼肉業界でも○角をNo.1にしたほどの手練のコンサル会社だ
研修もしっかりとあって素人コンサルでもきちんと努力を
すれば立派なコンサルタントになれる
そんな素晴らしい組織に加盟した会社に就職したはずだった
これでどんなに辛いことがあっても乗り越えて
立派なコンサルタントになる
多くの売上に悩む人達の力になって
お客様も自分も一緒に輝く人生を満喫しよう
そんなことを思っていた
とてもとても青い青い儚い夢と希望をクモの糸で
繋いでいる状態だった
実際にここでは基礎的な売上構造や組織構築の考え方や
論理的思考は鬼ほど鍛えられたので身に付けれたことも多々
ある感謝すべき環境だった
けれどそれをも遥かに凌ぐ嵐のような理不尽さがこれまた
鬼のように襲いかかりとてつもなく屈辱と失望と怒りに
満ちた4年半を過ごすことになった
あまりに鍛えられた思い出しかないので
思わず簡単に2文で終わらせてしまった・・
本当はいろいろ書きたいけれど詳しく書くと
ブルーになる内容なので流れ的に必要なときのみ
書きたいと思います
まぁ話はコンサルの研修を終えて最初の実践コンサル
スタートに進みたいと思います
僕の最初のクライアントは地元にあるとても好感度の
高いお店だった
むしろお客としても通いたいほどのとてつもなく
自分のツボにはまる美容室だったので、
どうしてもここだけは契約したい!
と心から燃えていた
営業方法はネットや情報誌で美容室を探して
コンサルフィーをもらえそうな先にDMを送って
テレアポでアポを取る
よくあるステップ営業だった
最初はネットでいろいろと探し、
ほとんど自分が通ってみたい美容室か車で
30分以内でいけそうな先ばかり探していた
その中で先程の白を基調とした空間に
観葉植物で癒しの空間をかもしだし
さらには人が創り出す癒しの空間とまで
書かれていて、もう、めちゃくちゃここに行きたい!
と思っていた
正直に書きますが、いざ、アポを取るために
テレアポをはじめるとやはり最初は練習で失敗しても
いい先から電話をかける
いわゆる捨て先にかける
たしか20件くらいリストがあったけれど
お気に入りの美容室Sだけは最後の最後の
必勝トークが出来てから電話をしようと思い
溜め込んでいた
15件
16件
17件
アポが取れない・・
18件
19件
とうとう後が無くなりあの美容室しかない・・
ここで失敗したらどうしよう・・
電話をかけるしかないけどかけたくない・・
そんな気持ちが交差した
けれど、かけるしかない
かけなければアポを取ることも会うことも出来ない
いざ、気持ちを固め電話をしてみると・・
「あ、いいよ、DM見て一回話しを聞いてみたいと思ってたんだよね」
最高の言葉だ!!
願えば叶う!!
やっぱりお互いに引き合った!
ここは絶対に契約に繋げて絶対にお客さんに
してみせるぞ!
そんなことを意気込んだ
この頃アポも顧客もまだ1件もないので
毎日が暇だ・・
けれど忙しい振りをしろ
その方が出来るやつだと思われる
本部から教わった通りに
忙しい振りをして○曜日なら空いてますが
いかがでしょうか?と聞いてみる
本当は今すぐにでも行けるくらい暇だ・・
相手が、ん~、そうだね~、と
検討をしている素振りがとても不安だ
あ、今からでもいいんですけど・・
そんな声をグッとこらえる・・
よし、じゃあ、○曜日でいいよ!
よろしくね!
よし!アポが取れた!
とうとう仕事のスタートだ!
今でも覚えているが本当に
ここからがコンサル人生のスタートだった
そして本当にはじめての先がOさんの美容室S
で良かったと思う
おそらく僕のコンサル人生の基盤をつくり
一生を支えるくらいの経験を付けてくれたくれた
お店だと言っても過言ではない
天職を見付けたことに対する
神様からのご褒美かと思うくらいだった
数日後・・
アポを取った日に美容室Sへ向かう
いよいよコンサルのスタートだ
わくわく、どきどき、鼓動が高鳴る
「こんばんは~、本日アポをとった林ですけれども・・」
10年以上経った今でも天職と信じて続けている
コンサル人生がはじまった
つづく