コンサルタントという職業に出逢う

父の影響から学歴に関係なく収入を得る

幸せな人生を築いていく

こんな目標と

命をかけてまで打ち込める仕事を探す

という志し

この2つをもとにいよいよ野望に満ちた人生の

スタートが始まった!

そこでまず行ったことが

就職情報誌の購入・・

わりと普通な行動だった(笑)

DODAやリクナビを見ていた気がする

本屋で買ってきて家でチラチラ眺める

ネットでリクナビなど求人関係の情報を

パラパラと見てみる

お腹がすいたら冷蔵庫をあさり

喉が渇いたらジュースを飲んで

ゴロリと昼寝・・

本当に普通の就職活動

むしろそれ以下・・

いたってここに武勇伝も心弾む話もない(汗)

けれど○○先輩に会っていたときに以前書いた

自分分析をとことんやっていたおかげで、

塾の講師か営業マンかエリアマネージャーになることは

決まっていたのであとは条件面やわくわくするイメージが

湧きそうなところをひたすら探していただけでした

この時はたしか会社の建物が綺麗だとか

将来性のビジョンがあるか働く人が生き生きしているか

仕事の内容がやりがいがあるかなどを見ていた気がする

今、僕が美容師の求人を行うときの

マーケティングとほぼ同じような道をたどって探していた

そういえばこの頃に1年で年収1,000万円も可能と書いた

営業募集の広告をみて面接に行ったのを思い出した

たしか生ゴミを処理する機械を訪問営業で売っていく

仕事だった

一応、電話で予約して履歴書もって面接に行った

かなりあやしげな雑居ビルの中に事務所があった

あやしげオーラ満載だったけれど面接の予約もしちゃったし

ぶっちするのは失礼だし、まずは話しをするだけしてすぐに帰ろう

そう思ってエレベーターに乗って事務所へ行った

いきなり誘拐されないか・・そんなことを思うくらいの外観だったが

インターフォンを押して事務所へ入った

やはり怪しげな作業着を着た社長が待っててくれていた

はい、違いました!次いくよ、次!そんな声が頭を駆け巡る

さらに面接もしたけれど話せば話すほど

これは違う、やめとけ、わかるでしょ、的な声が頭の中を駆け巡り

やはりスルーをしました・・

今思えば何かの間違いでここへ就職していたら

今頃どんな人生を送っていたのだろう・・

ふとそんなことを思ってしまった

恐らく行き先「人生急降下(確実)」と書いた弾丸特急列車に

行き先も分からず乗ってしまうような感じだったのだろう・・

なんとなく違和感を感じれたのは育ちのおかげもあると思う

ここは両親に感謝だなと思った

そんなこんなでとうとう求人誌でコンサルタント募集の

項目を見つけた

ここではじめてコンサルタントという職業を知った

高学歴人生まっしぐらな人しか働いてなさそうなところから

大卒ならなんとか入れそうなところなど色々あった

けれどほとんどが経験者優遇や社会経験5年以上

などの条件が書かれていて社会経験9ヶ月の自分に

とっては該当外であった

そのような状況でもしばらくすると未経験者歓迎の

文字が書いてあるコンサルタント募集の広告を見つけた!

コレだ!と思った

内容もとても面白そうだった

店舗の売上を上げるコンサルタントをしませんか?でした

お店の前を歩く人の通行量の計測や看板が目立つかどうかを

遠くや近くからみて診断をしたり、そしてそれらがしっかりと効果を

出せるために街頭アンケートを行ってで生の声から分析し、

対策を練るという実践派コンサルタント!やりがいあります!

のようなことが書いてあった

実はコンサルタントもいいけれど探偵にも憧れていたので

これは面白い、そして、収入もあなた次第と書いてある

他のコンサルタント求人欄でもコンサルタントの収入は

一般職より結構高め、人との触れ合いもあるし、テストの点数でなく

売上を上げる教育、分析も好きだしやってみたい、

すべての条件が当てはまった!

これだ!

天職を見付けた!

そう思った瞬間だった

よーし、この仕事に人生を賭けて

命懸けといえるくらいに仕事に打ち込むぞ

収入だって学歴のある人に負けないくらい

どんどん稼いで親父に流石だ、まいったと言わせるぞ

○○先輩にも大成功してあの時の言葉のおかげで

ここまで来ることが出来ましたと挨拶もしにいこう

まぁ、がっつり稼いだら両親に家を立て直す

プレゼントくらいするか

そして学歴なんて関係ない!

人生は誰と出会うかと天職に出会ってとことん仕事に

打ち込むことで成功者になれる!なんてセミナーでもやろうか

いろいろと夢が広がった

現実をあまりにも知らない

社会経験9ヶ月のこの頃が一番幸せだったかもしれない・・

この先、人生で最も苦しい4年半を過ごすことに

なるとは知らずに・・

つづく