組織が26時間で豹変した秘密~その1~

今回は前回の“たったの26時間で組織が豹変した合宿の秘密”を分かりやすいように解説していこうと思います。

売れるサロン研究員のつれづれ日記

まずは最初に行ったオーナーから自社の理念・ビジョンそして戦略を発表して全員で共有した理由


これはなぜ必要かと言いますとズバリ組織をまとめるためです

多くの単店舗の方がここを軽視してしまうのですがここは組織を大きく、もしくはしっかりとした強い組織をつくるにはめちゃくちゃ重要です!


理由は・・


自社の理念とビジョンは大体セットで伝えますが

これはスタッフの皆さんから「共感」を得れるからです


組織をまとめるには、自分の振った旗に共感し想いを重ね、ついていってくれる仲間を作ることが大切です



また共感を得るには理屈でなく想いを伝えることが大切で、

・なぜ、そのような理念を掲げたのか

・オーナーとしてスタッフの幸せをどう考えているのか

・私たちは美容師としてどのように生きたいのか

・地域のお客様をどのようにしていきたいのか

※取引先の幸せも考えれると尚良いです!

など地域の人々(スタッフとお客様)の生活を支える一つの機関としてどのような役目を担うのかを伝えていくことがポイントとなります


人は支えあいながら生きています



うんちく≫

少しここで覚えておいて頂きたいのは

人は説得・納得で動くのではなく共感で動く生き物であることを知ることです


これはこういうものなんです!

これはすごくいいんです!分かった!?

などは説得


そうでなく


これってよくない!?

これってどう??

この投げかけは共感


こうすることで、あれはこうしなきゃいけない、あなたはここをこうしなきゃいけない、などの言いたくないことを日々伝えなくても、私たちってこう在りたくない!?と原点に立ち返るキーワードを投げかけるだけで、その人は自分で考えあるべき姿に向かって進んで行ってくれます。



多くのまとまりがない組織の原因としては、この理念やビジョンを語らず日々の売上だけを掲げて毎日の営業を行ってしまっています。


結果として働くスタッフには売上を上げれば居場所が確保され、売上を上げれなければ居場所がなくなるなどの極端な職場環境をつくってしまい、ノルマや監視などのプレッシャーに追われる日々、気づけば働くのが億劫になる、、結果が出ないと認められない組織に疑問を感じる、、この組織に未来はあるのか。。


などから一体感や結束感が生まれなくなり、バラバラの組織やすぐに離職してしまう環境が出来てしまいます。



もちろん、経営をする以上、日々の売上があってこその理念やビジョンです。ですが、心なき経営は愛情なき育成と一緒です。



心(愛情)なき仕事(育成)は作業であり繰り返せば繰り返すほどガス欠状態で無理やり走らされる馬車馬のようになり、いつしかひづめも膝も筋肉もボロボロとなり、走る気力、生きる気力さえも失くしてしまいます。


そうならない為にも、まずは心に火が宿る想いがこもった理念やビジョンを語り、働くみんなが元気が出る環境を整えることが組織を作るにあたって何よりも大切です。


従業員は経営者と違って自らエネルギーを生み続けるものと違います。ですが経営者が想いを募らせれば募らせれるほど呼応して想像以上に協力してくれる方たちでもあります。(あなたやあなたの会社が好きで来てくれたことを忘れずに!)


人はモチベーションをエネルギーに変えて毎日働いています。

その原動力となるモチベーションは心に火を宿すことで湧いてきます。


スタッフやお客様に対する想いや愛情が溢れ、関わるすべての人が幸せになれる理念やビジョンを描けたときに組織はモチベーションに溢れ頼もしい組織になります!

そんな理想の組織に向けた理念やビジョンの発表の場でした!



少し長くなってしまいましたので、戦略については、また次回お伝えさせていただきます。実はこの戦略がなければ上記の理念やビジョンがあっても絵に描いた餅で余計に組織を混乱させてしまうことになりますので出来るだけ早く書きます。。


本日も最後までお読みいただきありがとうございます

毎日顔晴る皆さまご苦労様です