値決めのポイント

美容業界の経営コンシェルジュ林哲平です

 

本日はお客様と価格設定の話をしました

今回はリニューアルするので、

今まで価格が安かったので少し高くしたいと

いう内容でした

 

もちろんこれはOKです

ですが価格設定はあることを計算に入れて

いないと大きく失敗してしまうことになります

 

それは何かと言いますと「時間」です

どういうことかと言いますと

分かりやすく例を出します

 

例えば今回はネイルでした

つけ放題 120分 10,000円だったとします

そして、今回はもう一つワンランク上のメニュー

もっと単価を取れるメニューを作ろうとなりました

 

そこで作ったのが

プレミアムつけ放題 150分 12,000円

選べるデザイン幅をさらに

グレードアップしたメニューです

これで2,000円今までよりもお金が取れる!

と喜んでいました

 

ところが実は

この設定は逆に売上を下げてしまう

設定になってしまっています

 

それは時間単価です

例えば

120分 10,000円 ですと 1分で約83円です

150分 12,000円 ですと 1分で約80円です

1分あたり3円下がっています

 

このたかが1分3円がどう影響していくかと言いますと

例えば1日の営業時間が10時間で600分だとします

すると

1分83円の場合 83円×600分=49,800円

1日で49,800円稼ぐことができます

次に

1分80円の場合 80円×600分=48,000円

1,800円の差が出ました

 

次に1ヵ月30日営業だったとします

すると

49,800円×30日=1,494,000円

1ヵ月で1,494,000円稼げるポテンシャルがあります

次に

48,000円×30日=1,440,000円

1ヵ月で稼げるポテンシャルは1,440,000円です

その差は54,000円

 

これが1年としますと

1,494,000円×12ヵ月=17,928,000円

年間で一人当たりで稼げるポテンシャルは

17,928,000円です

次に

1,440,000円×12ヵ月=17,280,000円

年間で一人当たり稼げるポテンシャルは

17,280,000円です

その差は648,000円です

 

スタッフが2人ならその差は

1日で1,800円×2人=3,600円

1ヵ月で3,600円×30日=108,000円

1年で108,000円×12ヵ月=1,296,000円

 

スタッフが3人ならその差は

1日で1,800円×3人=5,400円

1ヵ月で5,400円×30日=162,000円

1年で162,000円×12ヵ月=1,944,000円

 

と、とてつもない差が出てきます

もちろんこれはシミュレーション上ですので、

100%その通りにお客様が入ればの話ですが

話半分でもその差が大きいこと、

特にスタッフの数が多いサロンの場合

その差の大きさはお分かり頂けると思います

 

サロン業態では限りある営業時間の中で

いくら稼げるかがビジネスモデルであり、

限界売上になりますので、値決めをするときは

時間単価をポイントとすることが重要です

 

美容室だと分かりやすいですよね

高級店がカット60分5,500円だとしても

1,000円カットが10分1,000円で仕掛けたら

同じ60分で稼ぐ力は1,000円カットの6,000円

の方が稼ぐ力が大きいです

 

しかもカット5,500円の人材やお店のブランドを

作るには時間もかかりますし、そのような人材を

採用するのも育成するのも大変です

 

ですけれど1,000円カットでしたら

生え抜きの人材でなくてもすぐにその価格で

お客様に入ることができます

 

〇ラージュさんのような低価格店が出てきて

あっという間に日本一になった理由の一つがこれです

 

もちろん1,000円カットでも下手くそではダメですし

低価格サロンには経営技術力の結集が必要ですので、

容易に参入はできません

 

単価が高い=儲かるは間違いです

時間単価が高い=儲かるが正解です

 

価格を設定するときは時間単価を大切にしましょう

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美容業界の経営コンシェルジュ林哲平